2022/09/09 ギグワークス株式会社
コロナ禍でさまざまなワークスタイルが確立されつつある中で、副業や兼業に取り組む社会人も増えています。今回は、株式会社ライボがおこなった調査内容をもとに、副業や兼業を始めたタイミングや労働時間、収入について解説します。
副業や兼業に取り組む方は、どのタイミングで何をきっかけに始めたのでしょうか。
株式会社ライボの調査によれば、副業や兼業を始めたタイミングについて、コロナ禍前の2019年は37.1%でしたが、コロナ禍では増加傾向にあり2022年は74.1%と、37.0%も増加しています。副業や兼業を始めた「理由」については、「収入を上げるため」が最多の83.2%、「時間を有効活用するため」が次に多く35.7%という結果でした。また、副業や兼業を始めた「きっかけ」は「本業だけでは生活が苦しくなった」という回答が最も多かったようです。
副業や兼業を始める「理由」はコロナ禍前も渦中も共通していますが、コロナ禍になってから生活費を賄わなければならないという緊急性の高い「きっかけ」があったため、コロナ禍のほうが副業や兼業を始めた方が多いと考えられます。
同調査内では、副業や兼業にかける労働時間や得られる年収についても調査しています。副業や兼業にかける1週間の平均の労働時間は7.4時間で、クライアント数は1社の方が63.6%で最も多く、次いで2社は25.9%でした。なかには5社以上という方もいたようです。また、副業や兼業のみで得ている収入については、平均年収は「192.6万円」で中央値は「100万円」、最高額は「1,655万円」だったそうです。
中央値を参考にすると、月に8万円強の収入があることがわかります。副業や兼業を始めることで、生活費だけでなく娯楽費を賄うこともできそうです。副業や兼業で1,655万円も稼げていたら、本業として独立することも可能でしょう。
株式会社ライボが実施した調査のデータから「1週間で約7時間の副業・兼業をすることで、1年で100万円以上稼ぐことができる」と言えるでしょう。収入を増やしたいと考えていて、時間に余裕のある方はぜひ副業に取り組んでみてください。