2022/04/12 ギグワークス株式会社
現在、副業をしている方やこれから副業を始めようと考えている人も多いのではないでしょうか。副業により継続的な収入を得るためには、まず副業の求人状況や副業のトレンドを知ることが重要です。
今回ご紹介する「ツナグ働き方研究所」の調査は、単発・短期で働くスポットワーカーの求人・雇用状況について毎月定点観測を行い、変化を追っているものです。
まず気になるのは、スポットワーク求人に対してどれくらいの人が応募しているのかではないでしょうか。ツナグ働き方研究所の調査によると、2022年1月時点でスポットワークの求人倍率は1.60倍であり、1年前と比較しても倍率は上がってきているという結果でした。
コロナ以前の2020年からスポットワークの求人倍率は落ち込む傾向にありましたが、ほぼコロナ以前と同程度の水準まで回復したと報告しています。
新規のスポットワーク案件はどれくらい増えているのでしょうか。同調査によると新規ワーク数は58,743件とのことでした。ツナグ働き方研究所の持つデータで前年度比を出すと85.9%の増加がみられています。
どのような業界で新規ワーク数が伸びているのかを調べると、「倉庫内・軽作業」がもっとも大きく伸びていて、昨年4,082件から3倍近い14,628件という結果でした。
最後にもっとも気になる方も多いスポットワーカーの平均時給についても、同調査では明らかになっています。2022年1月時点でスポットワーカーの平均時給は1,085円となっており、通常のアルバイト平均時給と比べると20円安いという結果でした。
業界別にデータを見ると、最も需要が伸びている「倉庫内・軽作業」のスポットワークでは1,131円となっていました。この数字は通常のアルバイトと比べても高い数字となっています。
すでに副業として単発・短期バイトを行っている、もしくはこれから始めようと思っている人にとって知りたいことは「スポットワーク市場」は拡大するのかどうかではないでしょうか。
今回の調査を実施した「ツナグ働き方研究所」の現状分析によれば、企業は生産性を向上させるために、必要な時に必要な人数を配置する人件費最適化のニーズがあると言います。今後もスポットワーク市場は拡大する見込みがある目の離せない業界です。