2023/12/27   ギグワークス株式会社

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働く女性のお金事情:将来への不安と貯金の現実


あなたは将来のお金についてどう考えていますか?
2024年から始まる新NISAなど、金融制度はいくつか存在していますが、老後2,000万円問題や物価高の影響でお金に関する不安を感じる人が多いようです。特に20~30代女性はライフステージの変化に伴う支出増加により、将来のお金に関する不安が強まっているのではないでしょうか。
今回は、株式会社フェリクルーが20~30代の女性を対象に行った「貯金、貯蓄に関する調査」を紹介します。
 

■なぜ働く女性は金銭面で不安を感じるのか?

最近の調査によると、20~30代の女性の81%が将来に対して金銭面での不安を抱えています。物価の高騰と収入の停滞が主な原因で、家族の介護や看護の問題も影響しているようです。しかし、これらの問題について相談できる相手が少ないのが現状です。約半数の女性が相談相手がいないと回答しており、このことが不安を増幅させている可能性があります。
 


■貯金額は満足しているのか?

調査では、貯金額に関しても興味深い結果が出ました。最も多い回答は「~99万円」で、次いで「800万円以上」という極端な差が見られました。しかし、貯金額が多いからといって満足しているわけではなく、約8割の女性が現在の貯金額に満足していないと答えています。これは、金銭面の不安が将来に対する満足度に影響していることを示唆しています。
 

■資産形成に向けた取り組みは?

貯金や資産形成に対する取り組みについても調査されました。44%の女性が何も行っていないと回答し、43%が現在何らかの取り組みをしていると答えました。具体的には、個人年金積立、つみたてNISA、投資信託、定期預金、株の運用などが挙げられています。しかし、多様な手段がある一方で、何が自分に適しているかの判断に悩む女性も多いようです。
 

■まとめ

この調査からは、20~30代の女性が将来の金銭面で大きな不安を抱えていることが明らかになりました。貯金額に対する満足度が低く、相談相手がいないことがその不安をさらに増大させています。しかし、資産形成に向けた具体的な取り組みをしている女性もいることから、適切な知識とサポートが重要であることがわかります。将来の不安を和らげるためには、金銭管理や資産形成に関する教育と相談の機会が必要とされているようです。