2024/07/12 ギグワークス株式会社
あなたは定額減税の影響を実感していますか?
日本国内での物価上昇とそれに伴う賃金の停滞を背景に、政府は今年6月から定額減税を実施しました。
今回はWeCapital株式会社が20代~50代男女の合計1,007人を対象に行った、「定額減税とおこづかい相場」に関する調査を紹介します。
今回の調査によると、定額減税の仕組みを「よく理解している」または「なんとなく理解している」と回答した人は回答者の約6割という結果となりました。3割以上の人が「聞いたことはあるが、理解していない」と答えており、定額減税の詳細な理解が進んでいないことが伺えます。
定額減税で増えたお金の使い道についても調査が行われました。最も多かったのは「生活費」と「貯金」という回答です。具体的には、56.2%が生活費、34.3%が個人の貯金、16.8%が家族の貯金に充てると答えました。消費よりも、生活の安定や将来の備えに使う人が多いことが分かります。少数派ながら、資金運用に回すと回答した人もいました。
物価高騰が始まる前と後で、おこづかいの額に変化はあったのでしょうか?調査によると、7割の人が「変わらない」と答えましたが、2割の人が「減った」と答えています。おこづかいが減った理由としては、生活費の増加が挙げられます。物価が上がる中で、趣味や娯楽に使えるお金が減っている現状が浮き彫りになりました。
今回の調査で、定額減税の理解度や増えたお金の使い道、物価高騰の影響によるおこづかいの実態が明らかになりました。多くの人が生活費や貯金にお金を充てる一方で、物価高の中でおこづかい額が変わらない、もしくは減っている人も少なくありません。将来の不安から投資を始める人も増えており、老後資金のために資産形成を意識する人が多いことが示されました。
これからも経済状況の変化に柔軟に対応しながら、賢くお金を使っていくことが求められるでしょう。