2022/09/20 ギグワークス株式会社
2023年10月から導入される「インボイス制度」。副業をしている方やギグワーカーの方で「インボイス制度があまり理解できていない」と不安を抱いている方もいるのではないでしょうか。
今回は、ランサーズ株式会社の調査を参考に、フリーランスのインボイス制度に対する意識をご紹介します。
ランサーズ株式会社の調査によると、「インボイス制度について理解していますか」という質問に対して、「深く理解している」「理解している」と回答した方は合計で25.5%という結果になりました。また、「聞いたことがない」「聞いたことがあるが、理解していない」と回答した方に対して「今後インボイス制度について理解しようと思いますか」と聞くと、理解したいと考えている方は合計で84.4%いたそうです。
インボイス制度は「適格請求書等保存方式」という正式名称です。適格請求書という一定の要件を満たす請求書を発行しなければならないという義務は、課税事業者に発生します。売上が1,000万円以上ある事業者が課税事業者となるため、フリーランスの多くは該当しません。インボイス制度導入において、フリーランスが直接的に対応することは無いため、将来的には理解したいと考えている方が多いのだと推測できます。
また同調査内では、フリーランスが抱くインボイス制度のイメージについても質問しています。「自分にとってリスクに感じる」と回答した方が47.3%であるのに対して、「理解して付き合えばリスクではない」と考えている方は30.9%で、リスクを感じる方が若干多いという結果になっています。また、インボイス制度についての不安点として、課税事業者になることのメリット・デメリットが不明なことや情報収集の方法がわからないといったことが挙がっていました。
今回の調査からインボイス制度について、多くのフリーランスに今後理解しようという意向があることがわかりました。また、不安な点はありながらも、制度内容を理解すればリスクではないと感じているフリーランスも一定数いるようです。