2024/09/26   ギグワークス株式会社

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転職の決断、あなたはどうする?


キャリアを見直すタイミングとして、転職を考える人は少なくありません。多くの人々が複数回の転職を経験し、さらにその経験が将来のキャリアに大きな影響を与えると感じているようです。
今回は、株式会社学研ホールディングスのグループ会社である株式会社ベンドが運営する「スキルアップ研究所」にて行った、「転職のきっかけに関する実態調査」を紹介します。
 

■早期の転職が当たり前に?

今回の調査によると、初めての転職を決断するタイミングとして多いのは、新卒後2〜3年目のようです。この時期に、約40%の若手が転職を決意しているという結果となりました。この背景には、入社後すぐに感じる職場の雰囲気や人間関係が要因となるケースが多いようです。就職活動では見えなかった現実に直面し、違和感を覚えることで、早期に新たなキャリアパスを模索する傾向が強まっています。この早い段階でのキャリアの見直しが、将来の方向性を大きく左右するのは興味深い点です。
 


■転職の理由は人間関係がカギ?

「なぜ転職を決意したのか?」という質問に対して、多くの人が「人間関係」を挙げています。37%もの人が、職場での人間関係の悪化を転職の主な理由として回答しました。職場での人間関係が重要であることは、現代の働き方において改めて強調されています。また、職場の人間関係が合わないことが転職を後押しする要因であることは、就職時には想定しにくいものの、実際に働き始めてから大きな課題として現れることが多いようです。
 

■やりがいと休暇、転職先の決め手は?

転職先を選ぶ際、多くの人が「やりがい」と「勤務時間・休暇」を重視しています。最も多い理由として挙げられたのは「仕事内容にやりがいを感じられる」という点でした。また、次いで「勤務時間や休暇が希望に合っている」ことが重要視されており、単に短期的な不満解消だけでなく、長期的なキャリア視点を持った転職が多いことが分かります。この結果からも、転職を通じて、自身のキャリア形成や生活の質をより高めようとする意識が強いことがうかがえます。
 

■まとめ

今回の調査結果からわかるように、多くの人が転職を肯定的に捉えており、67.4%が「人生で一度は転職を経験すべき」と感じています。転職は、キャリアアップや新しい挑戦の機会だけでなく、より充実した人生を築くための重要なステップであると認識されています。人間関係ややりがい、勤務条件など、さまざまな要素が転職の決め手となる中で、自分に合った働き方を見つけることが、今後のキャリアにおいても大切なのではないでしょうか。
 
※出典元
スキルアップ研究所調べ
https://reskill.gakken.jp/4176