2024/07/02 ギグワークス株式会社
あなたは現在テレワークを行っていますか?
今回は、株式会社MS-Japanが運営する「MS Career(エムエスキャリア)」が全国の管理部門・士業人材を対象に行った、【テレワーク実態調査】を紹介します。
今回の調査によれば、約7割の企業でテレワーク制度が導入されています。しかし、週に1日以上テレワークを実施しているのは約4割にとどまっており、昨年の45.2%から2.9ポイント下降しています。特に大企業では導入率が高い一方、小規模企業ではテレワークの普及が進んでいないことがわかりました。また、職種によっても実施率に差があり、経理や総務などの管理部門職種ではテレワーク実施率が低い傾向にあります。
新型コロナウイルスの影響が薄れてきた中で、約4割の企業で出社日数が増え、そのうち1割の企業ではテレワークが廃止されました。出社日数の増加に対して、6割の人が不満を感じており、その不満が仕事の満足度に影響を与えていることが明らかになりました。出社日数増加に満足している人の約3割が仕事に不満を感じているのに対し、出社日数増加に不満を感じている人では、割合が1.6倍の5割に上ります。
調査によると、7割の人がテレワークを希望しており、理想の頻度として「週2日テレワーク」が最も人気で18.1%を占めました。次いで「週3日テレワーク(16.4%)」、「フル在宅(15.0%)」と続きます。昨年の同調査ではテレワーク希望者が79.5%であったため、若干の減少が見られますが、依然として多くの人がテレワークを希望していることがわかります。
特に若い世代では、転職時にテレワーク制度を重視する傾向が強く、20・30代では7割の人がテレワークを重視している一方、50代以上でも6割がテレワーク制度を考慮しています。これは、現代の働き方に対する考え方が大きく変わってきていることを示していると言えるでしょう。
テレワークは多くの企業で導入されているものの、その実施状況や満足度には依然として課題が残っています。企業は従業員のニーズに合わせた柔軟な働き方を提供することで、働きやすい環境を作り出すことが求められています。テレワークの利点を最大限に活かしながら、バランスの取れた勤務形態を模索していくことが今後の重要な課題となるでしょう。
※出典元
MS-Japan調べ(https://www.manegy.com/news/detail/9221/)