2024/05/15 ギグワークス株式会社
SNSを通じたアルバイト応募が増えていますが、それに伴うリスクも顕在化しています。
親の関与も増加している中、大学生たちはどのようにアルバイトを選んでいるのでしょうか?
今回は、株式会社マイナビが大学1年生から4年生を対象に行った、「大学生アルバイト調査(2024年)」を紹介します。
大学生の間でSNSを利用したアルバイト応募が普及している一方で、怪しい求人への警戒感も必要とされています。調査によると、SNS経由のアルバイト応募経験者の約四分の一が実際に働いた経験がある中、約17%がSNSで怪しい勧誘を受けたと報告しています。これは、SNSが便利なツールである一方で、若者を狙った悪質な勧誘の温床にもなり得ることを示唆していると言えるでしょう。
今回の調査によると、親のアルバイト選びへの関与は60%に上り、その多くが「アルバイト先を決める際に親の意見を参考にしている」とのことです。特にSNSを通じてアルバイトを探す学生の中では、親への相談を行う傾向が強いです。このように親が積極的に関与することで、学生が悪質なアルバイトに巻き込まれるリスクを減らすことができます。
就職を意識してアルバイトを選ぶ学生は調査開始以来最高の31.5%に達しました。これらの学生はアルバイトを通じてビジネスマナーや専門的なスキルを習得しようとしており、職種別採用の増加も影響しています。アルバイトを単なる収入源と見なさず、キャリア形成の一環として捉える動きが強まっています。
今回の調査は、大学生のアルバイトに対する意識の変化を浮き彫りにしました。SNSの利便性と危険性、親の関与の重要性、そして就職活動を視野に入れたアルバイト選びの傾向が見られます。社会の変化に合わせて、アルバイトを選ぶ基準も変わりつつあり、これからの大学生のキャリア形成において重要なファクターとなっているようです。