2024/10/07 ギグワークス株式会社
フルリモート勤務は、通勤時間の短縮や人間関係のストレス軽減など、多くのメリットがあるとされています。
今回は、株式会社LASSICが行った、リモート勤務に関する調査を紹介します。
今回の調査によると、フルリモート勤務を希望する人は全体の60.9%と、過半数がリモートワークを支持しています。特に女性の方がその希望が強く、63.8%がフルリモート勤務を望んでいます。年齢別では、20代の若年層での支持が特に高く、73.1%の人がリモートワークを希望。年代が上がるにつれて、その割合は徐々に減少し、60代では48.6%にまで下がっている結果となりました。
では、フルリモート勤務ができる代わりに、給与が下がる場合はどうでしょうか?
全体の54.8%の人が、給与が下がってもリモート勤務を続けたいと回答しています。しかし、許容できる給与の下げ幅は多くの人が限定的で、3%までなら下がってもよいと答えた人が25.4%、5%までなら13.9%にとどまります。一方で、2%の人は「30%以上の減額でもフルリモートを選ぶ」と答え、強いリモート勤務志向が伺えます。
注目すべきは、男女間の違いです。フルリモート勤務を希望する女性が多いにもかかわらず、給与が下がる場合、50.3%の女性がリモート勤務を望まないと回答しています。これは、女性が給与面に対してよりシビアな考えを持っていることを示しているかもしれません。
給与が下がってもフルリモート勤務を選ぶ理由として、男性も女性も「通勤時間の短縮」が最も大きな理由として挙げられています。特に女性では73.2%がこれを理由に挙げており、男性よりも高い割合です。また、両者ともに「通勤のストレスが減る」「自宅で落ち着いた環境で仕事ができる」というメリットも上位に挙げていますが、女性はこれらの回答率が全般的に男性よりも高いです。さらに、女性は「家での自炊ができる」という点を、男性よりも10%以上高く評価している点が興味深いです。
男女ともに、フルリモート勤務には多くのメリットを感じていますが、女性は家庭での時間の充実やライフスタイルの改善にも大きな価値を見出していると言えるのではないでしょうか。
フルリモート勤務は、多くの人々にとって非常に魅力的な働き方ですが、給与条件が関わるとその希望は少し変わるようです。特に女性は給与面に対してより敏感な一方で、フルリモート勤務における生活の質向上を重視していることがわかります。通勤の負担がなくなり、柔軟な働き方が実現できるリモートワークは、これからの時代においてもさらに支持を集めていくでしょう。
※出典元
株式会社LASSIC
https://www.lassic.co.jp