2024/10/16   ギグワークス株式会社

業界ニュース

副業の実態とは?


最近、副業に対する関心が高まっていますが、どのような現状があるのでしょうか?
今回は、株式会社MS-Japanが運営する管理部門・士業の総合転職サービス「MS Career」が行った、「副業」に関する実態調査を紹介します。
 

■どのくらいの企業が副業を認めているのか?

副業を許可している企業は増加しているものの、まだその割合は限定的のようです。今回の調査によると、勤務先で副業を認められている人の割合は37.1%にとどまっています。特に、従業員10人以下の企業では64.5%が副業を許可していますが、100〜499人規模の企業では67.2%が副業を認めていないのが現状です。このことから、企業の規模によって副業の許可状況に大きな違いがあるようです。
中小企業では副業が柔軟に認められる一方、大企業ではまだまだ慎重な姿勢が取られているようです。副業の自由度が企業規模に左右されるという点は、今後の副業推進の重要な課題と言えるでしょう。
 


■副業の理由は何ですか?

調査によると、40.4%の人が「生活費にあてるため」に副業を始めています。特に40代の人々が多く副業を行っており、彼らは経済的な負担が増す時期にあるため、生活費や学費の補填のために副業に取り組んでいるようです。
また、貯金や運用、趣味のために副業を行う人も多く、副業の目的は生活費だけでなく、将来の備えや楽しみにもつながっていることが分かります。これらの動機は、収入を増やしたいという欲求が根本にあることを示していますが、それだけでなく副業を通じて新たなスキルや興味を追求するというポジティブな面も見えてきます。
 

■副業への興味は高まっている?

副業未経験者の71.2%は副業に興味があると回答しています。しかしながら、実際に副業を始めない理由として、「勤務先で副業が認められていない」という声が38.3%に達しています。また、「副業に割く時間が無い」という意見も35.1%と多く、時間的な制約や企業の規制が副業への障害となっていることがうかがえます。
このように、副業をしたいと考える人は多いものの、現実的な障害が存在しているため、すぐに行動に移せないのが現状のようです。それでも、副業に興味を持つ人が多数派であるという事実は、今後の副業の広がりを示唆していると言えるでしょう。
 

■まとめ

副業に対する関心は高まっており、生活費の補填や貯金、趣味のために多くの人々が取り組んでいます。しかし、企業の副業に対する姿勢や時間の制約が大きな障害となっているのも事実です。今後、企業が副業を推進する方向にシフトし、働き方の多様性がさらに進むことが期待されます。
 
※出典元
MS-Japan調べ
https://www.jmsc.co.jp/knowhow/topics/12562.html