2022/12/05 ギグワークス株式会社
今回は、株式会社Matchbox Technologiesが実施した調査内容を参考に、企業が抱える人材課題と、ギグワーカーに仕事を依頼する背景についてご紹介します。
株式会社Matchbox Technologiesは、人事や総務、労務関連の業務をしている全国の男女1,075人を対象に、人材課題に関する調査をおこないました。「現在の勤務先で抱えている人材課題(複数回答可)」について尋ねたところ、最も多かった回答は「スキルや経験のある人材の不足」で26.2%、次いで「人材不足」の25.1%、「採用コスト」の22.3%と続いたそうです。
これらの対策として実践してみたいと企業が考えている人材戦略には、大きく分けて「単発の働き手の活用」と「継続した働き手の活用」の2種類あると言えます。前者はギグワーカーなどを指し、後者は現役社員やOB・OGなどを指します。企業がどのような人材を活用して課題解決したいと考えているのか、みていきましょう。
同調査内で、「人材の運用方法のうち、あなたの勤務先で実践してみたいと感じたもの(複数回答可)」についても回答を得ています。「単発バイトやギグワーカーの活用」という回答が16.7%だったようで、1割以上の方がギグワーカーへの仕事の発注を検討していると言えます。一方、「OBOGの再活用」という回答は25.3%、「現役従業員の柔軟なシフト追加」という回答が18.1%となっており、継続した働き手の活用のほうがやや注目度が高いことも見受けられます。OBOGや現役従業員のスキルを企業はある程度把握しているため、積極的に活用したいと考える一方で、そうした人材の活用が難しいなどの場合にギグワーカーが求められると推測できます。
今回の調査から、企業が人材不足や採用コストといった人材課題を抱えており、その解決策の1つとしてギグワーカーが求められていることがわかりました。案件を探す際に、企業が求めるスキルや人材像を調べておくと、単発のギグワークから継続的に受注できる仕事が見つかるかもしれません。