2024/08/13   ギグワークス株式会社

業界ニュース

タイパ時代の転職活動:若者のキャリア形成とゆるブラック問題


あなたはタイムパフォーマンスを意識してキャリアを築いていますか?
多くの若者が、効率的なキャリア形成を目指して「タイパ」を活用しています。しかし、その一方で「ゆるブラック」と呼ばれる職場環境が、転職の理由として浮上しているようです。
今回は、レバレジーズ株式会社が運営するハタラクティブが、20代と40代の正社員1,335名を対象に行った、現在の転職活動に関する実態調査を紹介します。
 

■タイパを意識したキャリア形成とは?

今回の調査では、多くの若者がキャリアを築く上で「タイパ」(タイムパフォーマンス)を重視していることが明らかになりました。「やりたいことができる環境」や「早く成長できる環境」を選ぶことで、効率的にキャリアを進めようとする傾向が強まっています。特に、20代の若者は無意識にでもこのような選択をしていることが多く、転職活動においてもリモートやデジタルツールを活用して情報を効率的に集めるなど、時間を有効に使う姿勢が目立ちます。
 


■ゆるブラックとは? なぜ若者の転職理由になるのか?

「ゆるブラック」とは、仕事が楽でも成長やスキルアップが望めない職場を指します。今回の調査で20代の約4割が、この「ゆるブラック」を理由に転職を考えています。特に、スキルが身につかない環境や働きたいのに働けない状況に不満を感じているようです。これらの環境に対して、20代は40代よりも敏感であり、より早い段階でキャリアアップを求める傾向があることがわかります。
 

■まとめ

今回の調査では、若者が「タイパ」を意識したキャリア形成を進める一方で、「ゆるブラック」といった職場環境が転職を促進する要因となっていることが明らかになりました。効率的なキャリア形成を求める若者にとって、成長の見込めない環境は避けたいものであり、今後もこのような動きが続くことでしょう。