2024/02/20 ギグワークス株式会社
あなたは自分のキャリアパスについてどのように考えていますか?
現代の働き方の変化に伴い、自身のキャリア形成に主体的に関わりたいと考える人が増えているようです。特に20代の若者たちの間でこの傾向が顯著に見られ、企業もこの変化に応じた対策を講じ始めています。
今回は、株式会社学情が企業・団体の人事担当者を対象に行った、「キャリアの自律」に関する調査を紹介します。
終身雇用の概念が薄れつつある現代において、自分のキャリアを自分でコントロールしたいという働き手の願望が高まっているようです。今回の調査によると、人事担当者の約半数が社員や入社希望者の「キャリアの自律」への関心が高くなっていると感じており、特に20代の関心が高いことが明らかになりました。企業はこの変化に対応するため、研修機会の拡充やキャリアプランの作成支援など、様々な施策を導入しています。
今回の調査の3社に1社が「キャリアの自律」への関心の高まりを受けて何らかの対応を行っており、研修機会の拡充が最も多く実施されている対応策です。また、人事評価制度の変更や昇進・昇格制度の見直し、1on1を通じたコミュニケーション機会の拡充など、働き手が自身のキャリアを自律的に形成できるような環境を整える取り組みが進められています。これらの対策は、働き手が自分自身のキャリアパスを描きやすくすることを目的としているようです。
「キャリアの自律」への関心の高まりは、働き方の多様化と自己実現への願望の表れです。企業がこれに対応することで、働き手はより自分らしいキャリアを築くことが可能になります。この動向は、今後の労働市場においても重要な役割を果たすことでしょう。自分自身のキャリアを考える際には、自律的なキャリア形成を支援する企業の取り組みに注目してみると良いかもしれません。