2023/12/19   ギグワークス株式会社

業界ニュース

20代・30代のキャリアビジョンに関する意識調査


あなたはキャリアビジョン(仕事で実現したいことや将来のありたい姿)を持っていますか?
今回は、エン・ジャパン株式会社が行った「キャリアビジョン」についてアンケートを紹介します。
 

■キャリアビジョンはどのように形成されるのか?

今回の調査では、73%の若手がキャリアビジョンを持っていると回答し、その多くは「任された仕事を通じて」形成されたと述べています。特に20代では「学生時代からのビジョン」が重要な要素であることが分かります。しかし、キャリアビジョンがないと答えた人の中で最も多かったのは「転職活動をしたい」という回答でした。これは、現在の職場環境が彼らのキャリアビジョンと合致していない可能性を示しています。
 


■現在の職場でキャリアビジョンは実現可能か?

調査によると、キャリアビジョンを持つ人の約半数が現在の職場でそのビジョンを実現できると感じています。しかし、実現できないと感じる人の主な理由は「希望する仕事ができない」というものでした。これは、多くの若手が自分のキャリアパスに対して不満を持っていることを示しており、その結果、多くの人が転職を考えていることが明らかになりました。
 

■キャリアビジョンの実現に必要なものは?

キャリアビジョンを実現するためには、適切な機会と支援が必要です。しかし、調査参加者の半数以上が「実現できる機会がない」と感じており、特に女性や小規模企業の従業員はこの傾向が強いことが分かりました。一方で、キャリアビジョンを実現できる機会があると感じる人は、社内異動制度や社外活動の支援など、企業の積極的なサポートを受けていることが多いようです。
 

■まとめ

この調査は、20代・30代の若手ハイキャリア層のキャリアビジョンに関する現状を浮き彫りにしました。多くの若手がキャリアビジョンを持っているものの、その実現には現在の職場環境や企業のサポートが重要な役割を果たしていることが分かります。キャリアビジョンの実現に向けて、企業は従業員の希望や能力を理解し、適切な機会を提供することが求められるでしょう。