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中途採用辞退の現状と対策とは?

中途採用の現場で、企業が直面する最大の課題の一つが「選考辞退」です。特に、面接日直前の突然のキャンセルや、連絡なしの辞退が増加傾向にあり、多くの企業がその対応に苦慮しています。今回は、エン・ジャパン株式会社が自社が運営する『人事のミカタ』上で、直近1年以内に中途採用を実施した企業を対象に行った、「中途採用の選考辞退」についてアンケート調査を紹介します。■辞退者が増える背景には何があるのか?今回の調査によると、45%の企業が「以前よりも辞退が増えた」と感じており、その中でも従業員規模1,000名以上の大企業での辞退率が高い結果となりました。特に、面接当日に連絡なしで辞退される「ドタキャン辞退」が83%に達しており、2018年と比べて10ポイントも増加しています。このような状況は、他社での選考通過や内定取得が主な原因とされていますが、背景には企業間の激しい人材獲得競争があるのかもしれません。企業は、この現実に対し、柔軟で迅速な対応が求められているでしょう。■ドタキャン辞退がもたらす影響とは?ドタキャン辞退の増加は企業にどのような影響を与えているのでしょうか。面接当日に連絡なしでの辞退が増加することで、企業は人事リソースを無駄に消費することになります。さらに、辞退理由を確認することさえできない場合が多く、改善策の検討が難しくなります。企業は、これらの影響を最小限に抑えるために、選考プロセスの改善が必要です。例えば、書類選考通過者への早急な連絡や、面接候補日の複数提示、丁寧なお礼メールの送付といった対策が、辞退率の低下に寄与する可能性があります。■企業が取るべき具体的な対策は?選考辞退への対策を行っている企業は52%で、特に1,000名以上の大企業では78%が何らかの対策を講じていると回答しました。具体的には、書類選考後の迅速な連絡、面接日程の柔軟な提案、そして応募者への丁寧な対応が効果的とされています。ある企業では、最終面接時に既存社員が社内を案内することで、応募者に安心感を与える工夫をしている例もあります。これらの対策により、企業は有力な候補者を逃さないための環境を整えることができるでしょう。■まとめ中途採用における選考辞退は、企業にとって避けられない課題です。しかし、迅速な対応や丁寧なコミュニケーションによって、そのリスクを軽減することは可能です。これからの採用活動では、応募者にとって魅力的な選考プロセスを構築することが、企業の成功の鍵となるでしょう。

2024/08/16   ギグワークス株式会社

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アルバイトの収入に関する現実とは?

アルバイトの収入について、あなたはどう感じていますか?今回は、エン・ジャパン株式会社が運営する『エンバイト』上で、現在アルバイトとして就業をしている方を対象に行った「アルバイトの収入と目的」に関するアンケートを紹介します。■アルバイト収入について今回の調査によると、アルバイトをしている人の84%が「現在のアルバイト収入に満足していない」と回答しています。これは、多くのアルバイトが経済的な理由から長時間労働を行いながらも、希望する収入に到達していないことを示しています。このデータは、アルバイトの待遇改善の必要性を浮き彫りにしていると言えるでしょう。■収入向上のために何ができる?今回の調査参加者の約45%は、現在の月収よりも高い収入を望んでいると回答しました。具体的には、複数のバイトを掛け持ちしたり、時給が高い仕事を選ぶなどの努力をしています。また、資格を活かした仕事を求める動きも見られます。これらの情報は、アルバイトをしている人々がより良い労働条件を求めるための手助けとなるかもしれません。■アルバイトをする理由は何ですか?アルバイトをする上で最も多い目的は「生活費の確保」で、これが30%を占めています。その他にも、「自由に使えるお金を確保するため」と「貯金」が挙げられています。アルバイトをする人々が日々の生活を支えるだけでなく、将来に向けた貯蓄も考えているようです。■まとめこの調査は、アルバイトをする人々の収入に対する満足度が低いという現状を浮き彫りにしました。収入向上のためにさまざまな努力をしている現状や、アルバイトをする具体的な目的が明らかになり、これが今後のアルバイト市場の改善に向けた議論のきっかけになることを期待します。

2024/08/15   ギグワークス株式会社

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コロナ禍後の在宅勤務と電話対応の実態とは?

在宅勤務の頻度が減少し、再び出社が増えている今、働き方はどう変わったのでしょうか?今回は、株式会社リンクが在宅勤務を経験したことのある全国の会社員(正社員)を対象に行った、『2024年度 ワークスタイルと電話対応業務に関する意識調査』を紹介します。■在宅勤務の実態とは?コロナ禍で広がった在宅勤務ですが、今回の調査では「週2日以上の在宅勤務」を行う社員の割合が64.7%と、過去の調査よりも12.5ポイント減少している結果となりました。これにより、出社勤務の回帰が進んでいる様子が浮き彫りになっています。在宅勤務を支持する理由としては「移動時間がなくなることで仕事に集中できる」との声が多く、仕事のパフォーマンス向上に寄与していることも事実です。しかし、勤務状況が見えづらくなるため、成果が評価されにくいと感じる人も多く、この点が在宅勤務の課題として浮上しているようです。■コミュニケーションツールの進化と課題調査によると、在宅勤務中の社内外の連絡において、依然として携帯電話が主なツールとして使われており、社内外での使用率は7~8割に達しています。しかし、私用の携帯電話を業務に使用することに対して、「通話料の個人負担」や「仕事とプライベートの境界が曖昧になる」といった不満も多く報告されています。また、全体の50%がメールやチャットを使用することが多くなったと答えており、コミュニケーションの手段が多様化する一方で、それに伴う新たな課題も浮き彫りになっています。■固定電話対応はどう変わったのか?コロナ禍を経て、在宅勤務時の固定電話対応にも変化があったようです。社員の携帯電話への転送や交代制での出社対応は減少傾向にあり、代わりにパソコンで直接電話を受けられるシステムの導入が進んでいます。しかし、依然として固定電話対応のために出社するケースも少なくなく、このスタイルは今後も続く可能性があります。■まとめ在宅勤務と出社勤務のバランスが再び揺れ動く中、コミュニケーション手段の多様化とその課題、そして固定電話の将来について考えさせられる結果となりました。これからの働き方において、どのように技術や環境を整えていくかが鍵となるでしょう。※出典元(株)リンク調べ

2024/08/14   ギグワークス株式会社

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タイパ時代の転職活動:若者のキャリア形成とゆるブラック問題

あなたはタイムパフォーマンスを意識してキャリアを築いていますか?多くの若者が、効率的なキャリア形成を目指して「タイパ」を活用しています。しかし、その一方で「ゆるブラック」と呼ばれる職場環境が、転職の理由として浮上しているようです。今回は、レバレジーズ株式会社が運営するハタラクティブが、20代と40代の正社員1,335名を対象に行った、現在の転職活動に関する実態調査を紹介します。■タイパを意識したキャリア形成とは?今回の調査では、多くの若者がキャリアを築く上で「タイパ」(タイムパフォーマンス)を重視していることが明らかになりました。「やりたいことができる環境」や「早く成長できる環境」を選ぶことで、効率的にキャリアを進めようとする傾向が強まっています。特に、20代の若者は無意識にでもこのような選択をしていることが多く、転職活動においてもリモートやデジタルツールを活用して情報を効率的に集めるなど、時間を有効に使う姿勢が目立ちます。■ゆるブラックとは? なぜ若者の転職理由になるのか?「ゆるブラック」とは、仕事が楽でも成長やスキルアップが望めない職場を指します。今回の調査で20代の約4割が、この「ゆるブラック」を理由に転職を考えています。特に、スキルが身につかない環境や働きたいのに働けない状況に不満を感じているようです。これらの環境に対して、20代は40代よりも敏感であり、より早い段階でキャリアアップを求める傾向があることがわかります。■まとめ今回の調査では、若者が「タイパ」を意識したキャリア形成を進める一方で、「ゆるブラック」といった職場環境が転職を促進する要因となっていることが明らかになりました。効率的なキャリア形成を求める若者にとって、成長の見込めない環境は避けたいものであり、今後もこのような動きが続くことでしょう。

2024/08/13   ギグワークス株式会社

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非正規雇用市場の最新動向とは?

昨今、企業と求職者のニーズのギャップが広がっているのではないでしょうか。今回は、株式会社マイナビが全国の企業、個人それぞれを対象に行った、「非正規雇用市場における採用・求職動向レポート(2024年5-6月)」の結果を紹介します。■求人ニーズが求職ニーズを上回る?今回の調査によると、非正規雇用における求人ニーズは、求職ニーズを8.2ポイント上回り、売り手市場が続いています。2024年5月から6月にかけての調査によると、非正規雇用の求人活動を行った企業は25.4%で、求職活動を行った個人は17.2%に留まりました。この結果は、企業が人手不足に悩まされている現状を反映しており、今後も求人ニーズが高まることが予想されます。■最低賃金の引き上げに対する企業の反応は?2024年度の最低賃金改定に対し、企業の約4分の1が「引き上げるべきではない」と回答しています。特にサービス業や小売業、飲食・宿泊業では非正規雇用者の割合が高く、人件費の増加を懸念する声が強まっています。また、最低賃金引き上げが実施された場合、企業の対応策として「労働時間の短縮」が上位に挙げられています。このような企業の姿勢は、賃金引き上げの難しさを物語っています。■スポットワークの需要が急増中非正規雇用の求職者の中で、約3人に1人がスポットワークを探しているという結果が出ています。さらに、今後スポットワークを探したいと答えた人は51.8%に上りました。求職者にとってスポットワークのメリットは「単発性」や「時間の有効活用性」であり、企業にとっても「時間の融通性」や「単発性」が魅力とされています。このように、スポットワークは求職者と企業の双方にとってメリットが大きいことが分かります。■入社後の研修に対する期待と現実調査によると、非正規雇用者の73.2%が入社後研修を「丁寧にしてほしい」と回答しています。しかし、現実には企業の研修スタイルと求職者の期待にはギャップがあります。企業は「口答指導」を重視する一方で、求職者は「マニュアル指導」を望む傾向にあるようです。また、研修の内容に関しても、企業は「実践スキル」を重視するのに対し、求職者は「基礎スキル」を重視しています。このギャップを埋めることが、今後の課題となるでしょう。■まとめ今回の調査から、非正規雇用市場における企業と求職者のニーズの違いが浮き彫りになりました。求人ニーズが高まる一方で、最低賃金引き上げへの懸念や、スポットワークの需要増加、入社後研修の期待と現実のギャップなど、多くの課題が見えてきました。今後もこれらの動向に注目し、適切な対策を講じることが求められるでしょう。

2024/08/09   ギグワークス株式会社

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2024年5月の労働市場動向:5月のデータから見る現状とは

2024年5月の求人数や失業率の変動はどうだったのでしょうか。今回は、ツナグ働き方研究所が毎月発表している「労働市場データレポート」の2024年5月度レポートを紹介します。■5月の有効求人倍率は?今回の調査によると、2024年5月の有効求人倍率は1.24倍となり、前月よりも0.02ポイント低下しました。これは、求人に対して求職者が増えたことを示しています。特にパート求人倍率は1.20倍で前年同月よりも減少し、正社員の求人倍率も1.00倍とわずかに低下しています。この数字が意味するのは、職を探している人々にとって競争が激化しているということです。求職活動をしている人にとっては、慎重に戦略を練る必要がありそうです。■完全失業率の変動は? 年齢別の影響を考える完全失業率は2.6%という結果になり、前月や前年同月と同じ水準を維持しています。しかし、年齢階級別に見ると15-24歳と35-44歳で失業率が悪化しています。特に若年層の失業率が上昇しているのは懸念材料と言えるでしょう。全体の失業者数は193万人で、前年同月よりも増加しています。■新規求人数の減少が続く中、産業別の動向は?新規求人数は前年同月比で-0.6%と9か月連続で減少しています。一方で、情報通信業や小売業、医療福祉など一部の産業では求人数が増加しています。しかし、生活関連サービス業や製造業、建設業では減少が続いています。特に生活関連サービス業での減少が目立ちます。このような産業別の動向を理解することで、自分のキャリアパスを見直すきっかけになるかもしれません。■まとめ5月の労働市場データからは、求人倍率の低下や特定の年齢層の失業率悪化、新規求人数の減少など、厳しい現状が浮き彫りになりました。一方で、産業別の動向に目を向けると成長が見られる分野もあります。これらの情報をもとに、求職活動やキャリア設計をより効果的に進めるための参考にしてください。労働市場は常に変動しているため、最新の情報を取り入れながら柔軟に対応していくことが重要です。

2024/08/08   ギグワークス株式会社

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【2024年5月版】スポットワーカーの動向について

近年、単発・短時間・短期間で働くスポットワーカーの需要が急増しています。今回は、毎月紹介している、ツナグ働き方研究所が発表した「スポットワークマーケットデータレポート」を2024年5月度最新データについて紹介します。■スポットワーク求人倍率の現状は?今回の調査によると、2024年5月度のスポットワーク求人倍率は1.46倍で、前年に比べて求人倍率が減少していますが、求人数は22.6%増加、求職者数は25.7%増加と、依然として高い需要を示しています。求人数の減少は季節的な要因によるもので、全体としては依然としてスポットワークの需要は強いことが伺えます。このデータからも、スポットワークは求職者にとって魅力的な選択肢となっていることが分かります。■新規ワーク数の増加と主要職種の動向2024年5月度の新規ワーク数は79,882件と前年比21.9%の増加を記録しました。特にコンビニスタッフの新規ワーク数は前年比48.2%増加しており、急速に需要が高まっています。これは、コンビニ業界全体の人手不足が背景にあると考えられます。スポットワークは、即戦力を必要とする業界にとって、非常に有効な雇用手段となっていることが明らかです。■スポットワーカーの平均時給とその動向2024年5月度のスポットワーカーの平均時給は1,173円で、前月比17円の減少となりましたが、前年同期比では2円の増加を見せています。通常のアルバイト平均時給と比べると若干低いものの、スポットワークの柔軟性や短期間での就労機会を考慮すると、多くの求職者にとって魅力的な選択肢となっています。特に倉庫内・軽作業の賃金差が大きく、スポットワークの方が通常のアルバイトよりも若干低い傾向にありますが、それでも多くの人にとって利便性の高い働き方として支持されていると言えるでしょう。■まとめスポットワーク市場は引き続き拡大しており、多くの求職者と求人が活発に動いています。特にコンビニスタッフや軽作業といった主要職種での需要が高まっており、今後もこの傾向は続くと予想されます。スポットワークは、短期間での就労を希望する人々にとって、非常に魅力的な選択肢であることが改めて確認されました。これからの働き方の一つとして、ますます注目されることでしょう。

2024/08/07   ギグワークス株式会社

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副業での収入アップの秘訣とは?

物価が上昇し続ける中、生活費を補うために副業を考えている人は多いのではないでしょうか。しかし、どの副業が自分に合っているのか、どのようなポイントを重視すれば成功するのかは悩みどころとなるでしょう。今回は、株式会社ハッピーカーズが、副業で月20万円以上の収入を得ている方を対象に行った、「副業で稼ぐ方法」に関する調査を紹介します。■副業を選ぶ際のポイントは?今回の調査によると、「給与の行き詰まりを感じた」ことが副業を始める主な理由にようです。さらに、「空いている時間の有効活用」や「楽しみながら収入を得たい」という声も多く聞かれました。副業を選ぶ際には、単に収入を増やすだけでなく、自分のライフスタイルや興味に合ったものを選ぶことが重要となるでしょう。副業を続けるために重視することとして、多くの人が「手軽に行える」ことを重視しています。特に本業との両立が可能で、かつ利益率の高い副業が人気です。調査結果からも、手軽さと利益率の高さが副業選びの重要なポイントであることがわかります。■副業で得られるスキルとは?今回の調査で副業をしていると回答した人の7割以上が本業で得たスキルや経験を活かしています。具体的には、「コミュニケーション力」「行動力」「問題解決力」が副業で役立っているという結果が出ています。これらのスキルはどのような仕事においても重要であり、副業を通じてさらに磨きをかけることができます。■利益率の高い副業とは?調査によれば、「金融投資」が最も利益率の高い副業として挙げられています。自宅で手軽に始められることや、時間を有効に使える点が人気の理由です。しかし、リスクも伴うため、慎重な判断が必要です。他にあった回答として、不動産経営は定期的な所得が得られる点が魅力です。また、ブログやYouTubeチャンネルの運営は、PCやスマホ一つで始められる手軽さが好評です。これらの副業も利益率が高く、多くの人が挑戦しています。■まとめ今回の調査から、副業で月5万円以上稼ぐためには、「利益率の高さ」と「手軽さ」が重要なポイントであることが明らかになりました。自身のスキルやライフスタイルに合った副業を選び、楽しみながら収入を増やすことが成功への鍵です。あなたも自分に合った副業を見つけて、収入アップを目指してみてはいかがでしょうか。

2024/08/06   ギグワークス株式会社

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企業のリスキリング投資意向と課題とは

あなたの会社はリスキリングにどれだけ投資していますか?今回は、株式会社Hagakureが運営するWebマーケティングスクール「デジプロ」が、企業のリスキリング推進担当者20代〜50代の男女300名を対象に行った、「リスキリングの投資意向と課題」に関する調査を紹介します。■どのくらい予算を割いているか?今回の企業のリスキリング推進担当者に対して行われた調査では、「予算は取っていない」と回答した人が最も多く、15.3%に上りました。一方で、リスキリングに対する投資額を増やす予定があると答えた企業は5割以上に達しました。予算を確保している企業の中で最も多い金額は「100万円〜300万円」でありますが、企業ごとに投資額のバラつきが見られます。将来的にはリスキリングへの投資意向が高まっていることが伺えます。■リスキリング推進における主な課題は?リスキリングを推進する際の最大の課題として、「従業員の時間確保が難しい(41.7%)」と「費用が高い(41.0%)」が挙げられました。さらに、リスキリングの成功要因としては、「従業員の参加と意欲(54.3%)」が最も重要とされています。これに対して「上層部のサポートと関与(42.0%)」も重要視されています。時間や費用の問題に加えて、従業員自身の意欲がリスキリング推進の障壁となっていることがわかります。■注目されるリスキリングの分野とは?リスキリングにおいて最も注力したい分野として、「デジタルマーケティング(43.0%)」がトップに挙げられ、続いて「AI技術(41.0%)」がランクインしました。また、「データ分析(38.3%)」や「DX推進(31.3%)」も重要視されており、テクノロジー分野のスキルが特に注目されています。どの業界においてもデジタル技術の活用が進んでいることが伺えます。■まとめ今回の調査では、多くの企業がリスキリングの必要性を認識しているものの、予算や時間の確保、従業員の意欲などの課題に直面していることが明らかになりました。特にデジタルマーケティングやAI技術といった分野が注目されており、企業のリスキリングに対する取り組みが今後さらに進化していくことが期待されます。企業がこれらの課題を克服し、効果的なリスキリングを推進できるようになることを願っています。

2024/08/05   ギグワークス株式会社

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2024年4-6月の初年度年収と求人動向は?

あなたは年収や求人動向に興味がありますか?今回は、株式会社マイナビが運営する『マイナビ転職』が、「正社員の平均初年度年収推移レポート」と「正社員求人件数・応募数推移レポート」について、2024年4-6月の総評を発表し、『マイナビ転職』に掲載された求人の「平均初年度年収(未経験・経験者求人別)」、「求人件数・応募数」の推移の調査を紹介します。■初年度年収はどう変動したのか?今回の調査によると、2024年4-6月の全国平均初年度年収は465.8万円となり、前年同時期と比較して9.2万円増加しました。未経験者求人では433.0万円、経験者求人では532.3万円と、それぞれの増加幅も異なります。特に未経験者の求人は67.0%を占めており、経験者求人の比率は33.0%となっています。これらの数字から、未経験者の求人が引き続き高い需要を示していることがわかります。求人件数は2019年比で167.0%と大幅に増加しており、前年同期からも24.4ポイント上昇しました。この背景には、少子高齢化による生産年齢人口の減少や、業種によっては2024年4月から適用された残業時間の上限規制が影響していると考えられます。企業の積極的な採用は今後も続くと予測されます。■最も年収が上昇した業種は?2023年から2024年4-6月にかけて、平均初年度年収の上げ幅が最も大きかった業種は「IT・通信・インターネット」で、23万円増の541.4万円という結果となりました。次いで「金融・保険」が22.7万円増の538.8万円、「環境・エネルギー」が13.6万円増の449.6万円と続いています。特に未経験者求人においても「IT・通信・インターネット」の上げ幅が顕著で、67.2万円増の488.8万円となりました。IT業界は市場拡大が続いており、初年度年収を引き上げることで優秀な人材を確保しようとする動きが強まっていると考えられます。■未経験者と経験者の求人比率は?未経験者募集求人の比率が高かった業種は、「運輸・交通・物流・倉庫」で84.0%と最も高くなっています。次いで「サービス・レジャー」が82.1%、「流通・小売・フード」が80.2%となっています。これらの業種では、2024年問題への対応や新規採用の強化が求められています。一方、経験者募集求人の比率が高かった業種は、「IT・通信・インターネット」で54.8%と最多の結果となりました。次いで「金融・保険」が41.8%、「メーカー」が38.7%となっています。これらの業種では、専門知識やスキルを持つ人材の確保が重要視されているようです。■まとめ2024年4-6月の初年度年収や求人動向は、業種や経験の有無によって大きく異なります。特に「IT・通信・インターネット」業界は初年度年収の上昇幅が最も大きく、未経験者と経験者の両方で高い求人比率を示しています。今後も企業の積極的な採用が続く中で、求職者にとっては自身のキャリアを見直す良い機会となるでしょう。

2024/08/02   ギグワークス株式会社

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