ボーナス不足が転職の引き金に? 社員の不満とその影響とは
あなたは賞与額に納得していますか?今回は、株式会社マイナビが20-50代の正社員のうち、2024年4月に転職活動を行った人と、今後3カ月で転職活動を行う予定の人1,342人を対象に行った、「2024年夏ボーナスと転職に関する調査」を紹介します。■賞与の不満が転職の原因に?今回の調査によると、20代から50代の正社員の約2人に1人が「賞与が少ない」ことを理由に転職を経験しています。そのうち、20代では35.2%が「賞与が転職の最大の理由だった」と回答しています。この結果は、若い世代が特に賞与額に敏感であることを示しています。また、賞与以外の給与(月給)が低いことも転職理由として多く挙げられています。金銭的な不満が転職の大きな要因となっている現状は、企業にとって無視できない問題となるでしょう。■夏の賞与への期待と現実のギャップ今回の調査で、2024年の夏の賞与額は平均51.8万円と予想されていますが、理想の額は94.8万円と大きな差があります。さらに、62.2%の社員が「夏ボーナスに賃上げの機運を感じていない」と答えており、役職についていない人々が特にこの傾向を強く感じています。賞与に対する期待と現実のギャップは大きく、社員のモチベーションにも影響を与えかねません。■賞与と評価の納得感が仕事の満足度に与える影響前年の賞与額に対して半数以上が納得していないことが明らかになりました。さらに、賞与額に納得していない人は評価にも納得していない傾向があります。評価基準の不明瞭さやフィードバックの欠如がその原因として挙げられています。調査によると、評価に納得できれば仕事の満足度が高まると答えた人が55.7%に上り、納得感を高めることが重要であることが分かります。■まとめ今回の調査から、賞与と評価の納得感が社員の転職意欲や仕事の満足度に大きく影響することがわかりました。企業が社員の納得感を高めるためには、賞与金額の見直しだけでなく、評価基準の明確化やフィードバックの充実が求められます。社員のモチベーションを向上させ、企業へのエンゲージメントを高めるためには、賞与と評価の改善が不可欠となるでしょう。
2024/06/13 ギグワークス株式会社
2024年の求職トレンド:パート・アルバイトと正社員の希望条件を探る
あなたは現在の給与に満足していますか?今回は、株式会社アイデムが2024年4月に総合求人サイト『イーアイデム』を通じて求人に応募した会員を対象に行った、仕事探しに関する調査を紹介します。■パート・アルバイトの時給はどうなっているのか?今回の調査によると、パート・アルバイトを希望する人々の約6割が1200円以上を求めており、特に1200円台を希望する人が28.9%と最も多い結果となりました。2020年8月の調査時と比較して、希望時給が全体的に上昇していることが確認されています。これは、最低賃金の引き上げが求職者の希望にも反映されていると考えられます。■正社員の希望月給は?正社員を希望する人々の希望月給では、多くの人々が20万円から30万円未満を希望しており、特に25万円以上を求める人が増加しています。2020年の調査と比較して、25万円以上を希望する割合が半数以上となりました。この結果は、近年の物価上昇や賃上げ要求の高まりが影響していると考えられます。高い収入を望む声が多く、安定した生活を求めるために、より高い月給を希望する人が増えているのではないでしょうか。■パート・アルバイトを選ぶ理由とは?パート・アルバイトでの働き方を選ぶのか、調査によると、「自分の都合のよい時間や曜日に働きたいから」が最も多く、58.8%の人がこの理由を挙げています。次いで「生活との両立を図りたいから」や「気楽に働きたいから」といった理由が続きます。一方で、正社員を選ぶ理由としては、「他の雇用形態より収入が得られると思うから」と「将来にわたって安定して働きたいから」が同率でトップの理由となっています。■まとめ今回の調査から、パート・アルバイトと正社員の希望条件に関する最新のトレンドが浮き彫りになりました。最低賃金の上昇や物価の高騰が求職者の希望に影響を与えていることが考えられます。今後も求職者のニーズに応じた労働条件の改善が求められるでしょう。これらの結果を参考に、自身の働き方や希望条件を見直してみてはいかがでしょうか。
2024/06/12 ギグワークス株式会社
警備員の労働環境:調査が明かす現状と課題とは?
あなたは警備業界に興味がありますか?今回は、株式会社シービーティーが20~60代以上の警備業就業経験者550人を対象に行った、意識調査を紹介します。■なぜ警備員を選んだのか?警備業界に足を踏み入れた理由を尋ねると、約半数が「年齢制限がない」「未経験でもできる」と答えました。特に20代は、「年齢制限がない」という理由が約65%と圧倒的でした。給与や業務量が自分に合っていると感じた人も多く、夜勤や資格取得による給与アップが魅力とされています。一方、40代から60代以上では、「未経験でもできる」という理由が多く、警備業界が幅広い年齢層に門戸を開いていることがうかがえます。■継続する理由とは?警備員としての仕事を続ける理由として最も多かったのは、「シフト対応が柔軟」であることでした。全体の56.4%がこの理由を挙げ、各年代においても同様の結果が見られました。特に20代では、70.2%がこの理由を挙げており、シフト管理がスムーズであることが強調されました。さらに、60代以上では「体力的負担が少ない」「業務時間が適度」といった理由も上位に挙げられました。警備業務は長時間立ちっぱなしのイメージがありますが、実際には体力的負担が少ない業務も多いことが示唆されます。■継続しなかった理由とは?一方で、警備員を辞めた理由についても調査が行われました。全体では「体力的負担が大きい」「業務量の割に給与が良くない」「労働環境が整っていない」が主な理由として挙げられました。特に30代と40代では、「労働環境が整っていない」という理由が最多であり、若い世代の定着率向上が課題となっています。また、20代は「体力的負担が大きい」と感じる人が多く、施設警備や交通警備など、警備する場所によって仕事内容が大きく異なることも影響しているようです。これらの結果から、労働環境の整備が今後の警備業界の重要となるでしょう。■まとめ今回の調査結果から、警備員が働き続けるためには労働環境の整備が重要であることが浮き彫りになりました。シフト対応の柔軟さや体力的負担の少なさが続ける理由として挙げられる一方で、労働環境が整っていないことが辞める理由として挙げられる現状は、業界全体で改善が求められるでしょう。※出典元プロキャス警備調べ
2024/06/10 ギグワークス株式会社
定額減税:主婦・主夫層の実情と本音に迫る
あなたは定額減税についてどれくらい知っていますか?定額減税の制度が発表され、多くの家庭にとって嬉しいニュースと思われがちですが、実際にはどうなのでしょうか?今回は『しゅふJOB総研』が仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層を対象に行った、『定額減税』をテーマにしたアンケートを紹介します。■家計に助かると感じるのはどれくらい?今回の調査によると、全回答者の34.3%が「家計が助かる」と答えています。しかし、その一方で40.0%が「定額減税のことを知らなかった」と回答しており、情報の浸透が課題となっているようです。家計が助かると感じた人々の中には、税金が少しでも減ることを喜ぶ声が多くあります。例えば、30代の正社員は「所得制限がないなら良いことだ」としつつも、将来的な増税への懸念も示しています。50代のパート/アルバイトは「有難いがわかりにくい制度」との感想を述べており、理解しやすい説明が求められています。■定額減税は一時的な解決策か定額減税の効果について、多くの回答者が「一時的な解決に過ぎない」と感じているようです。特に、50代の非正規労働者は「一時的ではなく継続してほしい」との意見が多く、持続的な減税策が求められています。また、40代のパート/アルバイトは「それだけ?」と感じるなど、減税の効果に対する疑問も浮かびます。さらに、減税が実感として感じられないという声も多く、特に企業側の事務手続きの増加や住民税の変動などの手間を指摘する声がありました。これらの意見から、制度のシンプル化と持続性が求められていることがわかります。■定額減税についての無知が問題?意外にも多くの人が「定額減税について知らない」と回答しています。これは情報提供の不足を示しており、政府やメディアの説明不足が影響していると考えられます。例えば、40代のパート/アルバイトは「税金全般について難しくてわからない」との声を上げており、理解しやすい説明が求められています。また、税金制度全般についてもっと周知する必要性を感じる意見も多く見受けられました。特に50代のフリーランスは「制度改正やその影響についてもっと周知してほしい」との意見を述べており、税金に関する教育の重要性が浮き彫りになりました。■まとめ今回の調査から見えてきたのは、定額減税に対する期待と現実のギャップです。多くの主婦・主夫層が減税を歓迎する一方で、その効果や制度の複雑さに対する不満が存在しています。情報提供の強化と、持続可能な減税策の検討が必要です。今後、もっと理解しやすく、実感できる減税策が求められるでしょう。
2024/06/07 ギグワークス株式会社
Z世代の働き方と自分らしさを探る調査結果
あなたは自分らしい働き方を考えていますか?今回は、ヒューマンホールディングス株式会社が企業や団体に勤める20~28歳の男女1,000名を対象に行った、「仕事観と自分らしさに関する調査」を紹介します。■Z世代が求める「自分らしい働き方」とは?今回の調査によると、多くのZ世代が「ワークライフバランスを保つ」や「仕事とプライベートをきっちり分ける」ことを自分らしい働き方と考えています。調査によれば、「ワークライフバランスを保ちながら働く」が17.6%、「仕事とプライベートをきっちり分ける」が13.9%と、バランスの取れた生活を重視する意向が強いことが分かりました。彼らにとって、自分の時間を大切にしながら働くことが理想の働き方のようです。■Z世代が望む職場制度とは?調査では、Z世代が職場に望む制度として「週休3日」が40.9%で最も多く挙がりました。次いで「副業・兼業の許可」が26.7%、「フレックスタイム制度」が26.4%と続きました。これらの結果から、Z世代は限られた時間を有効に活用し、充実した生活を送りたいと考えていることがわかります。また、副業に対する意向も高く、68.5%が何らかの形で副業を希望していますが、「複業」や「起業・独立」に対する意欲は低いことも特徴的です。■Z世代が感じる仕事のストレスとは?Z世代が仕事において感じるストレスのトップ3は「給与」(36.3%)、「社風・職場の雰囲気」(21.0%)、「仕事のミス」(20.8%)でした。給与に関するストレスが最も多い一方で、将来の目標年収は男女ともに「400万円~500万円」が最多でした。この目標は、昨年の平均年収458万円前後と一致しており、現実的な目標を持っていることがわかります。■まとめ今回のZ世代の仕事観と自分らしさに関する調査から、彼らが求める働き方や職場の制度、感じるストレスのポイントが明らかになりました。ワークライフバランスを重視し、充実した生活を送りたいと考えるZ世代。これからの職場環境は、彼らのニーズに合わせた柔軟な制度を取り入れることが求められるでしょう。
2024/06/06 ギグワークス株式会社
主婦のアルバイト事情:経済的なゆとりと正社員志向の現状
あなたは経済的にゆとりのある生活を送れていますか?今回は、株式会社マイナビが20~50代の既婚女性を対象とした、「主婦のアルバイト調査(2024年)」を紹介します。■女性の働き方における経済的課題とは今回の調査によると、アルバイトやパートで働く主婦の61.5%が経済的なゆとりを感じていないと答えています。特に子どもがいる主婦では、その割合がさらに高く、62.7%に達しています。年代別に見ると、20代の主婦では75.6%が経済的なゆとりがないと感じており、若年層ほど厳しい経済状況にあることが浮き彫りになっています。■正社員志向の主婦:その実現への障壁とは多くの主婦が正社員への転向を希望していますが、その実現には様々な障壁が存在しているようです。調査によると、今後希望する働き方が実現できるならば、72.1%の主婦が正社員として働きたいと考えていると回答しました。しかし、実際には仕事と育児の両立が難しいと感じる主婦が多く、4人に1人がこれを理由に正社員になることを諦めています。特に、育児や家事との両立が難しいという理由が上位に挙げられています。■仕事と家庭の両立:主婦の正社員転向への鍵は主婦が正社員として働くためには、仕事と家庭の両立がしやすい環境の整備が不可欠です。調査結果から、主婦が正社員を希望する条件として「家事・育児・介護等との両立がしやすい」職場環境が最も求められていることが分かりました。実現可能な働き方を提供することで、主婦の正社員転向を促進することが期待されます。■まとめ主婦のアルバイト事情に関する調査から、多くの主婦が経済的なゆとりを感じておらず、正社員として働くことを希望していることが明らかになりました。しかし、育児や家事との両立が難しいという理由で正社員転向を諦める主婦が多い現状です。今後、家事・育児の負担軽減や、両立しやすい職場環境の整備が求められます。主婦が安心して働ける環境を整えることが、経済的なゆとりを実現する鍵となるでしょう。
2024/06/05 ギグワークス株式会社
シニア世代のアルバイト事情:経済的不安と就労希望の実態
あなたはシニア世代の就労環境についてどのように考えますか?今回は、株式会社マイナビが、現在アルバイト就業中またはアルバイト就業を希望する非就業の40~70代を対象に行った、「ミドルシニア/シニア層のアルバイト調査(2024年)」を紹介します。■経済的不安が大きいシニア世代今回紹介するミドルシニア(40-50代)とシニア(60-70代)のアルバイト就業者に対する調査によると、経済的にゆとりがないと感じている人は全体の58.6%に達しました。特にミドルシニア層では66.2%と高く、シニア層でも48.2%が経済的な不安を抱えています。平均年収は106.1万円で、理想とする年収130.2万円との差が約24万円となっており、多くのシニアが現実の収入と理想の収入のギャップに苦しんでいます。この結果から、シニア世代が経済的な理由でアルバイトを続ける必要があると考えられます。健康寿命が延びている現代において、収入を確保しながら生活の質を維持するための働き方が求められていると言えるでしょう。■定年退職後の収入減少とその影響調査によれば、定年退職前と比べて収入が減少したと感じているシニアは約9割に上ります。特に収入が半分以下に減少した人は60.4%と多数を占めています。また、60歳以上の定年退職者の53.1%が定年制の廃止を希望しています。この結果は、現在の定年制度がシニアの経済的な安定を妨げていることを示しています。■80歳を超えても働きたいシニアの声70代シニアの6人に1人が「80歳を超えても働きたい」と回答しており、その主な理由は経済的不安です。また、シニア層の41.9%が仕事探しの際に年齢の壁を感じています。特に「応募できる求人の件数が減った」という理由が最も多く、企業の高齢者雇用の実態と希望には大きな隔たりがあります。このような状況から、シニア層が経済的な理由で長期間働くことを希望している一方で、年齢の壁によって就労機会が制限されている現実が浮かび上がります。政府や企業は、シニア世代の働きたいという意欲を支えるための環境整備が必要でしょう。■まとめ今回の調査は、シニア世代が経済的な不安を抱えながらも、働き続けたいと考えている実態を明らかにしました。定年制度の見直しや年齢にとらわれない雇用環境の整備が必要です。シニア世代が安心して働ける社会を実現するためには、政府と企業が連携して具体的な対策を講じることが求められています。
2024/06/04 ギグワークス株式会社
【2024年3月版】スポットワーカーの動向について
あなたはスポットワークに興味がありますか?この働き方は、多様な働き方が求められる現代社会でますます注目を集めています。今回は、毎月紹介している、ツナグ働き方研究所が発表した「スポットワークマーケットデータレポート」を2024年3月度最新データについて紹介します。■スポットワークの求人倍率はどうなっているのか?2024年3月のスポットワーク求人倍率は1.48倍となり、前月より大幅に上昇しました。この増加は、季節的なトレンドによるもので、求人数の増加が大きな要因です。しかし、前年比では3か月連続で減少しており、求職者数が24.4%も増加したことが影響しています。この現象は、スポットワーク市場が拡大しつつある一方で、競争が激化していることを示していると言えるでしょう。■新規ワーク数は増えている?新規のスポットワーク数は前年同月比で17.8%増加し、83,015件に達しました。これは、景気の先行指標として重要視されるデータであり、特に倉庫内作業や軽作業が前年比29.4%増と大きく伸びています。新規ワークの増加は、企業が柔軟な労働力を求める動きが続いていることを示しています。このようなトレンドは、スポットワーク市場の需要が引き続き高いことを示唆しています。■スポットワーカーの時給はどう変わった?2024年3月のスポットワークの平均時給は1,161円となり、前月と比較して12円の減少が見られましたが、前年同月比では7円の増加となっています。通常のアルバイトの平均時給と比較すると27円低い結果ですが、運送・ドライバー系の職種ではさらに大きな賃金差が見られます。スポットワークの時給が通常のアルバイトよりも低いことがわかりますが、それでも短期間で働きたい人には魅力的な選択肢となっています。■まとめ最新のデータから、スポットワーク市場は活況を呈している一方で、競争も激化していることが分かりました。求人倍率の上昇や新規ワーク数の増加は市場の拡大を示しており、スポットワーカーの時給の動向も注目すべきポイントです。今後もこのトレンドが続くかどうか、さらなるデータの分析が求められます。スポットワークに興味がある方は、今後の動向に注目してみてください。
2024/06/03 ギグワークス株式会社
副業・兼業の実態調査:企業の取り組みとその影響
あなたは社員の副業・兼業にどのような意見を持っていますか?今回は、エン・ジャパン株式会社が運営する『人事のミカタ』上で、企業の人事担当者を対象に行った「副業・兼業」についてアンケート調査を紹介します。■副業・兼業を認める企業の割合とその理由とは?今回の調査によると、46%の企業が社員の副業・兼業を認めていることが分かりました。特にIT・情報処理・インターネット関連の業種ではその割合が60%と高く、主な理由として「社員の収入増」が58%で最も多く挙げられました。次いで「社員のモチベーション向上」(37%)や「働き方改革の推進」(36%)が続いています。社員の副業・兼業を認めることによって、収入が増えれば生活の安定につながり、それが仕事のモチベーション向上にも寄与するという企業の考えが背景にあるようです。社員の多様な経験が本業にも良い影響を与えることを期待する声も多く聞かれます。■副業・兼業のメリットとデメリット調査結果によると、副業・兼業を認めた企業の43%が「特に良かったことはない」と答えていますが、23%は「社員のモチベーションが向上した」と感じています。また、困ったことしては66%が「特に困ったことはない」と回答していますが、「労務管理が煩雑になった」(14%)や「本業がおろそかになった」(11%)といった意見も見受けられます。具体的なエピソードとして、例えば、IT関連企業では副業により顧客サイドの状況把握が向上したり、サービス業では他社を見ることで自社の良さを再認識する効果があったという声もあります。一方、掛け持ちのシフト調整が難しくなるといったデメリットも存在しているようです。■副業・兼業を禁止する理由とその背景一方で、副業・兼業を禁止している企業の多くは「本業に専念してもらいたいから」(78%)や「社員の過重労働に繋がるから」(62%)という理由を挙げています。社員が本業に集中し、過労を避けることが企業にとって重要だと考えられています。また、18%の企業が社外からの副業・兼業で働く人を受け入れており、その理由のトップは「慢性的な人手不足の解消」(63%)です。特定の部分で働いてもらうことで人件費の無駄がなくなるなどの具体的なメリットも報告されています。■まとめ今回の調査から、社員の副業・兼業を認める企業が増えている一方で、その実施にはメリットとデメリットが存在することがわかりました。企業は社員のモチベーションや収入増を重視する一方で、労務管理の煩雑さや本業への影響を懸念しています。副業・兼業の制度を取り入れる際には、これらのバランスを考慮することが重要となるでしょう。
2024/05/31 ギグワークス株式会社
若手正社員の悩みとは? アンケート結果
あなたは職場の悩みを誰に相談していますか?給与、仕事の内容、人間関係など、日々の仕事における悩みは誰しもが抱えるものでしょう。今回は、オンラインカウンセリングサービス『yoridocoro(よりどころ)』を運営するポルムス株式会社が20~40代の管理職以外の正社員を対象に行った、「正社員の悩み」に関する調査を紹介します。■どんな悩みが多い?今回の調査の結果、最も多くの人が抱える悩みは「給与面」であり、全体の44.7%にのぼりました。この結果は、生活費や将来の見通しに不安を感じる声が多いことを示していると言えるでしょう。また、「人間関係(30.8%)」や「業務内容(28.8%)」も多くの人が抱える悩みとして挙げられました。具体的な悩みとしては、給与面に関する悩みでは「給与が低く、結婚や子育てを考える余裕がない」という声や、「給料がなかなか上がらない」という声がありました。人間関係では「先輩とのコミュニケーションがうまくいかない」や「上司のやり方に不満があるが言えない」といった問題が挙げられています。業務内容に関しては、「業務量が多すぎて定時に終わらない」や「自分の得意分野でない仕事が多く、転職を考えるが勇気が出ない」といった悩みがありました。■悩みの解決法は?次に、これらの悩みをどう解決しているのかについて調査したところ、「周りの人に相談する(44.2%)」という回答が最も多く、続いて「休む・寝る(34.3%)」、「自分で解決する(27.4%)」という結果になりました。約4割の人が周りの人に相談している一方で、自己解決を試みる人も少なくないことが分かります。さらに、仕事の悩みを相談する相手として最も多かったのは「家族(57.6%)」で、次いで「友人(46.9%)」、そして「恋人・パートナー(26.8%)」でした。上司や同僚に相談する人は約4割にとどまり、同じ職場の人に相談しにくいと感じる人が多いことが伺えます。■上司や同僚に相談できない理由とは?仕事の悩みを上司や同僚に相談しない理由について尋ねたところ、「信頼していないため(36.1%)」が最も多く、続いて「明確な解決策を得られないから(19.3%)」という結果になりました。職場で信頼関係を築けず、悩みの相談相手を見つけられない人が多いようです。また、上司や同僚に相談する際の懸念点として「自分都合の話なので気が引ける(37.7%)」という回答が多く、相談相手の気持ちや時間を考慮して遠慮する人が多いことが分かりました。■まとめ今回の調査から、若手正社員が抱える多くの悩みが明らかになりました。特に給与、人間関係、業務内容に関する悩みが多く、これらの悩みを解決するためには信頼できる相談相手が重要です。しかし、職場での信頼関係の欠如が相談を難しくしている現状も浮き彫りになりました。昨今人気になっている、オンラインカウンセリングサービス等のサポートが、今後ますます必要とされるでしょう。
2024/05/30 ギグワークス株式会社