2024年3月の労働市場動向:最新データから見る現状とは
あなたは、最近の労働市場の動向を知っていますか?今回は、ツナグ働き方研究所が毎月発表している、「労働市場データレポート」の2024年3月度レポートを紹介します。■有効求人倍率はどうなっているのか?今回の調査によると、2024年3月の有効求人倍率は1.28倍でした。この数値は前月から0.02ポイント上昇し、16か月ぶりに増加しました。しかし、2023年度全体で見ると平均1.29倍と、前年度の1.31倍を下回っています。特に、パートの求人倍率は1.23倍で前年同月より減少しています。この結果は、コロナ禍からの回復基調が一段落し、求人の増加が鈍化していることを示しているといえるでしょう。今後の求人動向に注目が集まります。■完全失業率の現状は?3月の完全失業率は2.6%で、前月と変わらず、前年同月比で0.1ポイント減少しました。失業者数は185万人で、前年同月より8万人減少しています。特に、35-44歳の年齢層では失業率が上昇しており、労働市場の年齢層別の動向にも注視が必要です。失業率が安定していることは良い兆候ですが、一部の年齢層での悪化が気になるところです。■新規求人数はどう変化している?新規求人数は前年同月比で-7.4%と、7か月連続で減少しています。特に、製造業や生活関連サービス業、娯楽業など主要7産業ではすべて減少しました。一方で、電気・ガス・水道業や学術研究、専門・技術サービス業では増加が見られました。このように、産業によって求人の動向が大きく異なっているのが特徴のようです。新規求人数の減少が続く中、各産業の対応が求められるでしょう。■まとめ今回の労働市場データから、日本の労働市場の現状と課題が浮き彫りになりました。有効求人倍率の増加は一時的なものであり、完全失業率も安定していますが、新規求人数の減少が続く現状は注意が必要です。各産業の求人動向を引き続き注視し、労働市場の改善に向けた取り組みが重要となります。あなたもこのデータをもとに、今後の労働市場の動向に関心を持ってみてはいかがでしょうか。
2024/05/29 ギグワークス株式会社
副業の現状とは? アンケート結果から見る実態
あなたは副業をしていますか?最近の調査では、副業がますます一般的になっていることが明らかになりました。今回は、株式会社しんげんが運営する「SHUFUFU」が行った、「副業」に関するアンケート調査を紹介します。■副業の収入はどれくらい?今回の副業をしている200人に対して行われた調査では、最も多かったのは「1万円以下」の月収を得ている人たちで、その割合は41.5%という結果でした。次に多いのは「1〜3万円」で32%、そして「3〜5万円」が19%でした。副業で稼ぐ金額は多くの人にとって5万円以下であり、これは全体の約90%に相当します。短時間で取り組める仕事が多いことから、収入が限られているのかもしれません。■どんな副業が人気なのか?調査によると、時間の都合がつけやすい仕事が最も人気で56%の人が選びました。これに続いて「一人だけでできる仕事」が43.5%でした。多くの人が本業の後や休みの日に副業をしており、時間管理がしやすいことが重要な要素のようです。■副業でどんな方法を使っている?副業の方法に関する質問では、「一人だけで完結できる」仕事が最も多く57.5%を占めました。次いで「ネットでやり取り(顔合わせ無し)」が29.5%でした。人と直接会わずにできる仕事が好まれる傾向があります。具体的な例としては、動画編集やウェブ記事のライティング、翻訳などがあります。これらの仕事はパソコン一つで完結でき、時間や場所に縛られずに取り組むことができるため、多くの人に支持されているようです。■副業をすることで得られるものとは?今回の調査結果から、副業に対する考え方も明らかになりました。51.5%の人が「思うほど稼げない」と感じている一方で、37%の人が「もっと早くにやれば良かった」と回答しています。本業の補完として、副業は少しずつ浸透しつつありますが、収入面での課題は依然として存在しています。それでも、自己成長や趣味を活かした活動として副業を楽しむ姿勢が見受けられます。■まとめ今回の調査結果から、副業をしている多くの人が月に5万円以下の収入を得ており、時間管理がしやすい一人でできる仕事を好むことが分かりました。副業は思うほど稼げないという声が多いものの、楽しみながら取り組むことで充実感を得ている人が多いようです。今後も副業の多様化が進み、自分に合った副業を見つけることで、さらに多くの人が副業に取り組むようになるでしょう。※出典元SHUFUFUhttps://shufufu.net/
2024/05/28 ギグワークス株式会社
2024年度の企業業績見通し:深刻化する人手不足
あなたの会社では人手不足が原因で業績に影響が出ていませんか?今回は、帝国データバンクが実施した「2024年度の業績見通しに関する調査」を紹介します。今回の調査によると、多くの企業が人手不足の深刻化を懸念していることが明らかになりました。■人手不足が企業に与える影響とは?今回の2024年度の調査では、正社員が不足している企業の割合が51.0%という結果となり、依然として高水準が続いています。非正社員でも30.1%の企業が不足を感じており、特にITエンジニアやサービス業での不足が目立ちます。この状況が続くと、企業の業績に大きな影響を与える可能性があります。2023年度には、人手不足による倒産件数が313件と過去最多を記録しました。この傾向が続けば、さらに多くの企業が倒産の危機に直面することが予想されます。特に、情報サービス業や宿泊業、飲食業などが深刻な影響を受けています。■業種別の人手不足状況は?情報サービス業では、ITエンジニア不足が特に顕著で、71.7%の企業が正社員不足を訴えています。AIブームの中で必要なスキルを持つ人材の確保が難しく、案件数が減少する事態も起きています。新しい技術への対応が求められる中、適切な人材が不足していることが企業の成長を阻んでいます。一方で、宿泊業や飲食業では、インバウンド需要の増加が見られるものの、依然として人手不足が深刻です。特に非正社員の人手不足が顕著で、飲食業では74.8%、宿泊業では63.8%の企業が不足を感じています。これにより、サービスの質や提供スピードに影響が出ることが懸念されています。■未来の展望:人手不足は解消されるのか?2024年3月時点の労働力調査では、就業人口が増加傾向にあり、人手不足の緩和が期待されています。しかし、ITや建設業など特定の業種では依然として高い人手不足が続いており、根本的な解決には至っていないようです。長期的な視点でみると、人材確保や業務効率化に向けた対策が急務となっているでしょう。企業は、従業員のスキルアップや働きやすい環境の整備を進めることで、人手不足問題の解消を目指す必要があります。また、業務の自動化やデジタル化も検討する価値があるでしょう。■まとめ今回の2024年度の企業業績見通しに関する調査では、人手不足が依然として大きな課題であることが浮き彫りになりました。特にITエンジニアやサービス業での不足が深刻であり、企業の成長を阻んでいます。今後も就業人口の増加が続けば、人手不足が改善される可能性はありますが、各企業は自らの努力でこの問題に取り組む必要があります。人材確保や業務効率化を進めることで、企業の持続的な成長が期待されます。
2024/05/27 ギグワークス株式会社
求人応募の実態と応募理由とは?
あなたは仕事探しにどれくらいの時間を費やしていますか?今回は、株式会社アイデムが総合求人サイト『イーアイデム』を通じて求人に応募した会員を対象に行った、仕事探しに関する調査を紹介します。■どれくらいの求人に応募しているか?今回の求人応募件数についての調査結果では、多くの応募者が「2~5件」応募する傾向にあることが分かりました。この回答は全体の35.7%を占めています。さらに、「良い条件があればすべて応募したい」と考える人が34.5%と僅差で続いています。一方、「1件だけ」と回答した人は24.1%でした。特に正社員希望者の37.7%は「件数に目安はなく、良い条件があればすべて応募したい」と回答しており、積極的な姿勢がうかがえます。これに対し、パート・アルバイト希望者の40.0%は「2~5件」に応募するとしています。この調査結果から、応募者は慎重に選びつつも、良い条件が見つかれば積極的に応募する傾向があることが分かります。■なぜその求人に応募したのか?応募理由に関する調査では、正社員希望者の最多回答は「希望する仕事内容だから」と「自宅から通いやすいから」で、どちらも52.5%でした。特に男性は「研修等の教育制度が充実していそうだから」や「賃金が高いから」といった理由を重視しているのに対し、女性は「能力や経験を活かした仕事ができそうだから」や「残業が少なそうだから」を重視していることが明らかになりました。また、パート・アルバイト希望者の55.3%は「自宅から通いやすいから」という理由で応募しています。また、「希望の勤務時間数・日数が選べるから」が41.6%、「希望の勤務時間帯だから」が39.5%と続きます。男性は「すぐに働き始められそうだから」といった理由を挙げる一方で、女性は「扶養の範囲内で働けるから」といった制約を考慮する傾向が見られました。これらのことから、応募理由は雇用形態や性別によって大きく異なり、個々のニーズに合わせた求人選びが行われていることが分かります。■まとめ今回の調査結果から、求人応募に対するアプローチには多様な傾向が見られることが明らかになりました。応募者は、自分に合った条件を見つけるために複数の求人に応募することが多く、特に良い条件があれば積極的に応募する姿勢が見受けられました。また、応募理由についても雇用形態や性別によって異なる傾向があり、それぞれのニーズに応じた求人選びが行われていることが分かりました。
2024/05/23 ギグワークス株式会社
ワークライフバランス実現の鍵とは?
あなたは仕事とプライベートのバランスを取ることに悩んでいませんか?今回は、株式会社アーバンプランが、20代~50代の正社員の方1,040人に行った「生活と仕事のかかわり方」に関する調査を紹介します。■仕事とプライベートのバランス仕事とプライベートの優先順位について尋ねた今回の調査では、51.7%がプライベートを最も重要と考えています。しかし、現実にはどうなのでしょうか?実際、約半数の人々がワークライフバランスが取れていると感じており、その理由としては「仕事が順調でなければ生活も充実しない」「好きな仕事をしているから両方大切」といった声が多く寄せられました。このように、仕事とプライベートは切り離せない関係にあるようです。■柔軟な働き方が鍵? ワークライフバランスの秘訣ワークライフバランスを保つために必要なこととして、多くの人が「休日に仕事をしない」「定時で帰る」「定期的な有給休暇の利用」と回答しました。また、会社に望む改善点として「有給休暇の増加」「リモートワーク」「フレックスタイム制の導入」が挙げられました。これらの意見から、柔軟な働き方がバランスを取る上で重要であることがわかります。■出社とリモートのバランス理想の働き方については、「出社」を望む人が38.9%と最も多く、「ハイブリッド(出社とリモートの組み合わせ)」が37.9%と続きました。出社時間が減ることで増える自由時間の使い方としては、「趣味」「リラクゼーション」「家族・ペットと過ごす」といった意見が多く見られました。これからの働き方は、多様な選択肢を提供しながら、個々の生活スタイルに合ったバランスを模索することが重要のようです。■まとめ今回の調査から、柔軟な働き方や環境を整えることがワークライフバランスの実現につながることが明らかになりました。プライベートを重視しつつ、仕事も大切にすることで、充実した生活を送ることができるでしょう。これからの働き方改革では、柔軟な制度の導入や社員が求める施設の整備が求められます。あなたも、自分に合ったバランスを見つけてみてはいかがでしょうか。
2024/05/22 ギグワークス株式会社
働く女性のタイムパフォーマンス意識がもたらす影響とは?
あなたは日々の仕事やプライベートで「タイムパフォーマンス(タイパ)」を意識していますか?今回は、株式会社キャリアデザインセンターが運営する、女性の転職に特化した転職サイト『女の転職type』が働く女性463名を対象に行った、「タイパ(タイムパフォーマンス)」についてアンケートを紹介します。■仕事でのタイパを意識する?今回の調査によると、84.7%の女性が仕事においてタイパを意識していることがわかりました。年代が上がるにつれ、その傾向は顕著になり、20代では26.7%だった意識度が、30代で39.2%、40代では44.9%に増加します。役職が上がり業務が複雑化することで、時間の使い方に敏感になっていると考えられます。タイパを向上させるために実践していることとして、「不要な業務の整理、削減」が最も多い回答でした。また、「わからないことはすぐ質問する」や「タスクをカレンダーで時間管理する」といった工夫も多く見られました。職場全体でも業務効率化ツールの導入や業務削減が進んでいる一方、約3割の職場では特別な取り組みがなされていない現実も浮かび上がりました。■プライベートでのタイパを意識する方法とは?仕事だけでなく、プライベートでもタイパを意識している女性は少なくありません。この調査では、74.5%の女性がプライベートにおいてもタイパを意識していると回答しました。その中でも「ネットで買い物をする」という回答が最も多く、次いで「動画はながら見をする」や「遊ぶ相手を慎重に選ぶ」といった工夫が挙げられました。家事を並行して行うことや、スケジュールを立てて無駄を省くことも多くの女性に支持されています。■タイパ意識のメリットとデメリットタイパを意識することには、多くのメリットがあります。調査では80.4%の女性がタイパを意識して生活することを肯定的に捉えています。その理由として、「時間は有限なので、効率的に生活することで自分の時間を増やせる」や「効率よく動くことで緊急事態にも対処しやすくなる」といった意見がありました。一方で、タイパを意識しすぎることのデメリットも指摘されています。「タイパを気にしすぎて逆に疲れる」や「本当の自分を忘れてしまうことがある」といった声も聞かれました。また、タイパを意識するあまりに、趣味やエンタメを楽しむ時間が減ることへの懸念もありました。■まとめ今回は、働く女性たちがタイパを意識する理由とその実践方法について見てきました。タイパを意識することで、仕事もプライベートも効率よく進められる一方で、そのバランスを保つことが重要です。自分に合ったタイパの取り組みを見つけ、無理なく実践していくことが大切です。
2024/05/21 ギグワークス株式会社
2024年の中途採用と転職市場の動向分析
最近の企業の中途採用と個人の転職活動の傾向にはどのような変化があるのでしょうか?今回は、株式会社マイナビが全国の企業、個人を対象に行った、「中途採用・転職活動の定点調査(2024年1月-3月)」を紹介します。■中途採用の実施率は上昇しているのか?今回の調査によると、2024年第一四半期における企業の中途採用実施率は44.3%に達し、特にIT、通信、インターネット業界での採用意欲が高まっています。これは、技術革新の速さと市場の需要増加に応じて、即戦力となる経験豊富な人材を求める企業が増えているためと言えるでしょう。また、医療やフードサービスなど、人手不足が顕著な業界も採用活動を活発化させています。■なぜ若年層の転職活動が減少しているのか?逆に、転職市場では20代の活動率が低下しており、その主な悩みとして「自分に合った職業が分からない」「自分の強みが明確でない」という声が多く聞かれます。企業側が求めるスキルや経験が高くなる一方で、若年層は自身の市場価値を正確に把握し辛く、転職への不安を感じているようです。■企業はなぜ給与を上げるのか?また、中途採用時の給与を引き上げた企業は約37%に上り、更に多くの企業が今後給与を上げる予定です。この背景には、質の高い応募者を引きつけ、企業の競争力を維持するための戦略があります。給与を増額した結果、募集時の平均年収は約489万円となり、質の高い人材の獲得が期待されているようです。■まとめ今回の調査から明らかになったのは、中途採用市場における企業の積極性と、転職市場の変動です。特に企業は高いスキルを持つ人材を求め、そのためにはより高い給与を用意する傾向にあります。一方で、転職を考える若者は市場の要求に対応するスキルセットの構築が今後の課題となりそうです。中途採用と転職市場の両方において、適切な戦略と準備が今後のキャリア形成に大きく影響を与えることでしょう。
2024/05/20 ギグワークス株式会社
日本企業における転勤問題:退職リスクとは?
転勤が職場離脱の1つの要因となっていますが、具体的にどのような影響があるのでしょうか?今回は、エン・ジャパン株式会社が運営する『エンゲージ』上で行った、「転勤」についてアンケートを紹介します。■転勤はなぜ退職の引き金となるのでしょうか?今回の調査で、転勤が退職を考えるキッカケになると答えた人は69%にも上ります。特に若年層ではその傾向が顕著で、20代で78%、30代で75%が転勤を退職理由に挙げています。女性の方が男性よりも転勤に抵抗を感じる傾向があり、全体の75%が転勤辞令を受けたら退職を考えると回答しています。このデータは、働き方の柔軟性やライフスタイルの重視が増えていることを示しており、多くの企業が直面する課題と言えるでしょう。■転勤承諾の条件は何が影響しているのか?調査結果によると、転勤の承諾意向を示す回答者は全体の半数ですが、その内42%は条件付きでの承諾を示しています。承諾の条件として最も多かったのは「家賃補助や手当が出る」ことで、これは経済的な支援が転勤の決断に大きく影響していることを表しています。一方で、転勤を拒否する最大の理由は「配偶者の転居が難しい」とのこと。家庭環境やパートナーのキャリアも大きな考慮事項となっているようです。■まとめ今回の調査からは、転勤が如何にして職場の離職率に影響を及ぼしているかが明らかになりました。特に若年層や女性が転勤に対して強い抵抗を感じており、企業側はこれをどうバランス良く扱うかが求められる課題です。また、転勤を受け入れる際の支援策がその決断に重要な役割を果たしていることも確認されました。これらの知見は、今後の人材管理やポリシー作りにおいて重要になると言えるでしょう。
2024/05/17 ギグワークス株式会社
副業制度の実態とその影響とは?
あなたの会社では副業は認められていますか?今回は、『月刊総務』を発行する株式会社月刊総務が全国の総務担当者を対象に行った、「副業・兼業についての調査」を紹介します。副業制度の現状とその背後にある問題点に迫る。■副業制度はどれだけ普及しているのか?今回の調査によると、副業制度を設けている企業は約3割に達しており、これは2年前に比べて12.8ポイントの大幅な増加を示しています。しかし、副業に対する企業の理解や管理はまだ追いついていないのが現状です。副業先での労働時間を把握している企業は約3割に留まり、多くの企業が副業によるリスクを十分に管理できていないことが浮き彫りになりました。■副業のメリットとデメリットは何か?副業には明確なメリットが存在します。「収入アップ」「人脈拡大」「スキルアップ」など、キャリア形成にも直結する利点がある一方で、最も懸念されるのは「過重労働」というデメリットです。80.1%の人々が過労を懸念しており、副業が健康問題に発展するケースも見受けられているようです。■副業人材の活用とその懸念副業人材を活用する企業はまだ1割未満と少なく、活用されるメリットとしては「必要なときに即戦力として活用できる」との意見が多いですが、会社のノウハウや機密情報の流出、労働時間や給与管理の問題などの懸念も大きく、副業人材の活用にはまだ課題が多いと言えます。■まとめ今回の調査から、副業制度が増加傾向にある一方で、その管理や活用にはまだ改善の余地があることがわかります。企業は副業を許可することで柔軟な労働を促進するものの、同時に労働者の健康や企業の安全を守るための方策も練らなければなりません。副業がもたらす多様な利点を活かしつつ、リスク管理を徹底することが今後の課題として浮かび上がっています。
2024/05/16 ギグワークス株式会社
大学生のアルバイト事情:SNSの影響と親の関与
SNSを通じたアルバイト応募が増えていますが、それに伴うリスクも顕在化しています。親の関与も増加している中、大学生たちはどのようにアルバイトを選んでいるのでしょうか?今回は、株式会社マイナビが大学1年生から4年生を対象に行った、「大学生アルバイト調査(2024年)」を紹介します。■SNSを利用したアルバイト探しはどれほど危険?大学生の間でSNSを利用したアルバイト応募が普及している一方で、怪しい求人への警戒感も必要とされています。調査によると、SNS経由のアルバイト応募経験者の約四分の一が実際に働いた経験がある中、約17%がSNSで怪しい勧誘を受けたと報告しています。これは、SNSが便利なツールである一方で、若者を狙った悪質な勧誘の温床にもなり得ることを示唆していると言えるでしょう。■親はアルバイト選びにどれほど関与している?今回の調査によると、親のアルバイト選びへの関与は60%に上り、その多くが「アルバイト先を決める際に親の意見を参考にしている」とのことです。特にSNSを通じてアルバイトを探す学生の中では、親への相談を行う傾向が強いです。このように親が積極的に関与することで、学生が悪質なアルバイトに巻き込まれるリスクを減らすことができます。■就職活動を見据えたアルバイト選びは増加中就職を意識してアルバイトを選ぶ学生は調査開始以来最高の31.5%に達しました。これらの学生はアルバイトを通じてビジネスマナーや専門的なスキルを習得しようとしており、職種別採用の増加も影響しています。アルバイトを単なる収入源と見なさず、キャリア形成の一環として捉える動きが強まっています。■まとめ今回の調査は、大学生のアルバイトに対する意識の変化を浮き彫りにしました。SNSの利便性と危険性、親の関与の重要性、そして就職活動を視野に入れたアルバイト選びの傾向が見られます。社会の変化に合わせて、アルバイトを選ぶ基準も変わりつつあり、これからの大学生のキャリア形成において重要なファクターとなっているようです。
2024/05/15 ギグワークス株式会社